解凍マイスター


高品質の『味』を守り抜く、解凍システム。


「低温高湿ミストシステム」という画期的な解凍システムを採用。
庫内での空気循環も滞ることなく、ムラなく均一に解凍できるため、ドリップが少なく品質最優先での解凍を実現します。
また、超高出力紫外線殺菌ランプを採用し、バクテリア・カビ・ウイルスを殺菌。庫内の防臭・衛生対策は万全。
工場向けの大型タイプ、厨房などに向いている小型タイプなど、お客様のニーズに合わせたご提案が可能です。


解凍の原理

イラスト:解凍の原理のイメージ

庫内に水蒸気を連続して送る際、温度が100℃であっても庫内に入った瞬間に低温でコントロールされ(5℃~30℃任意設定)、 解凍品表面に顕熱で液化状態(水)になるとき、融解点(氷結点)で凝縮して結露します。
このとき相対湿度100%の水蒸気の凝縮(水蒸気⇒水)するときの潜熱は539.8kcal/kgでありますが、 この凝縮潜熱で解凍を促進していきます。氷から水になるときの79.7kcal/kgに対して6.7倍の潜熱を有していますので、 比較的低温でもスピーディに安全な解凍が行われます。
実際の解凍状態では、はじめに解凍物の表面に水蒸気が結露し霜となります。このときから凝縮潜熱解凍が始まり、 更に霜に水蒸気が次々結露しますので、その段階から霜は解け始め、解けた水(水滴)は下に流れ、 時間経過と共に解凍物中心が最大氷結晶融解帯(-5℃~0℃)を通過するまで解凍がおこなわれます。
その後は設定された制御通り、解凍物の鮮度を保つために締め冷却と保冷の工程に移ります。

従来の解凍と解凍マイスターの比較

写真:従来の解凍肉

(左)=従来の解凍

写真:ミスト解凍肉

(右)=ミスト解凍

左の写真をご覧下さい。ロース肉を解凍したものになります。
左側の肉が『従来の解凍方法』で解凍したもの、右側の肉が当社製の解凍機『解凍マイスター』で解凍したものになります。
従来の解凍方法ですと、原料の表面が白っぽく変色しているのに対しミスト解凍したものには変色は見られません。
この他に、従来の解凍は旨味成分(ドリップ)の流出が多く品質が低下する等の問題がありましたが、ミスト解凍ではドリップの少ない品質最優先の解凍が実現できます。

解凍マイスターの特徴

  1. 品質を最重視した最新プログラム
  2. 直感的な操作で、熟練性が不要
  3. 高出力紫外線殺菌装置による微生物の制御
  4. データ化が簡単で記録が保存可能
  5. ランニングコストは流水解凍の約1/8


小型解凍機

型  式外   寸解凍量(参考)
FH-250
1,400 × 1,000 × H1,943~200kg
FH-W3002,170 × 1,840 × H2,320
~240kg×2室
FH-6002,170 × 1,840 × H2,295
~480kg


中型解凍機(連結型)

型  式外   寸解凍量(参考)
FH-A1000
1,500 × 3,700 × H2,000 (台車3連結の場合)~1,000kg
FH-A30001,880 × 7,650 × H2,250 (台車6連結の場合)
~3,200kg


大型解凍機(定置型)

型  式外   寸解凍量(参考)
FH-5Z
4,000 × 5,200 × H2,500 (参考)~3,000kg
FH-10Z4,500 × 10,500 × H2,500 (参考)
~5,000kg
FH-20Z7,700 × 10,500 × H2,500 (参考)
~10,000kg



写真:解凍マイスターのイメージ


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